グレーゾーンとの付き合い方
私がグレーゾーンと知ったきっかけは会社員時代です。
ある日、体調を崩し、それが原因で精神科に通うことになりました。
そこで行われたウェイクスラーⅢの検査で、自分のIQや得意なこと、苦手なことについて知ることができました。
その報告書に書かれていた“知的水準は境界知能域”という一文で境界知能という言葉を知りました。
その後、「境界知能・グレーゾン」について書かれた書籍や体験談などを読んだことで、自分の置かれている状態や、困りごとの解消方法を学びうまく付き合えるようになってきました。
グレーゾーンで困ること
まず、「境界知能・グレーゾーン」は特定の診断名ではなく、発達障害の特性が見られつつも、厳密な診断基準を満たさない状態のことを示します。
そのため、支援・相談先・理解が得られにくいなどの困りごとがあります。
最初は、普通に仕事をできるように見られますが、ミスが多かったり、コミュニケーションがうまくいかなかったりすることが積み重なって、気まずくなってしまうこともあります。
当事者だけでなく、周囲の人たちも、当事者がどういう理由でそうなるのか理解に苦しむこともあるようで、どう対応して良いのかわからないようです。
“相手の立場だったら、どう感じるだろう”と想像はできるので、メンタルにきて負の連鎖になることもありました。
しかしそれを繰り返していても誰にもプラスにならないどころか、自分に自信を持てなくなっていました。
相手のことも考えつつも、ミスしてしまった時は、“そういうこともあるよね” “次は〇〇しよう” と考えることで気持ちも軽く沈みすぎないようになりました。
どんな時に症状や特性が出るのか知ることが大切
グレーゾーン当事者の方は、どんな時に症状や特性が出るのか知っておくことで、早めに対処することができます。
私の場合、頭痛や、天気が悪い日・眠気がある日などは ミスが多くなる傾向にあります。
そのため、“今日はなんかおかしいな” と違和感がある時はいつも以上に気を引き締めて取り組むようにしています。
周りからは、ワンテンポ返事が遅れた時や、ぼーっとしている時に “今日の調子は大丈夫?” と声をかけてもらいます。
そういう時は、“ああやっぱり周りから見ても違和感があるんだな”と心に留めて丁寧に取り組むようにしています。
このような特性や症状がありますが、人の数だけ千差万別です。
自分の体調や天気・どういう時に違和感があるのか注意深く分析してうまく付き合っていきましょう。
生きやすくなったアイディアを紹介
初めての正社員での仕事は、不慣れなことが多く同じ失敗しては、怒られて負のルーティンに悩んでました。
困っていることの対策の仕方がわからなかったこと・自分に合う対策法がなかったことが原因です。
私の苦手なことと、生きやすくなったアイディアを紹介します。
【グレーゾーンと私】仕事での生きづらさを変えるアイディアのまとめ
ここまで、グレーゾーンの仕事での生きづらさと、生きやすくするアイディアを紹介してきました。
今回紹介したのは、私の困りごとへの対処法のみになります。
どんな時に困った部分が出るのか(自分の体調や天気など)注意深く分析し、困っていることの対策の仕方を丁寧に書き出して一つ一つ向き合っていけば心にゆとりを持って過ごすことができるので、ぜひやってみてください。
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